不昧流大円会
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■   不昧流大円会について

 不昧流は松江藩松平第7代藩主松平治郷(不昧)(以下不昧公と称す)によって創設されたものです。
 不昧流の特色の一つは不昧公が正式にお茶を習い始められたとほぼ同時期に麻布天真寺の大巓(だいてん)和尚のもとに参禅され、禅の道を究めて行かれたため、茶道と禅は同じ道を志しているという茶禅一味の境地に到達されたため精神性が強いという点があります。
 もう一つは将軍家の茶道であった石州流を学ばれたが、当時の茶道界が華美に流れ道具茶に流れている現状を憂い、色々学ばれた結果、石州流を本としながらその中にある侘茶を大成した利休の草庵の侘茶に帰るべきであると考えられるようになったという点です。
 公自身が色々な流派を学び、また家来にも他流派を学ばせその中に残っている利休流の良いところを取り入れて(諸流皆我が流にて『茶礎』)いかれました。
 そのため、清潔を旨とし(挨拶の時にも畳に平手を付けないで軽く拳を握って挨拶)、蒔絵の棚、蒔絵の炉縁などあまり華美と思える道具は避けて、茶箱、棚などは白木を使う。衣服も質素に無地を使う場合が多い。見せ場のあるような点前は好まず、無駄と思える所作は省いた簡素なお点前で、日常的に食事の時に飯を食べ汁を吸う(茶の湯心得)というように無造作で淡々として潔く目立たない点前を良いとしました。
 石州流に本を置きながら利休道歌の実現、草庵の侘び茶こそ理想とする武家流と町人流の茶の総合が不昧公のお茶の本質で、当時江戸では不昧公のお茶は今までとは違うと人気が出て、雲州流とか不昧流といわれるようになり大名、町人、医者、道具商など門弟が増えていきました。
 地元松江では「お流儀」、「お国流」と呼ばれ、家老の有澤能登、茶頭の藤井長古に伝えられ地元でのお流儀は初代、2代の藤井長古によって広く武士町人に伝えられました。
 藤井長古の流れはお国流として明治以後も伝えられたが昭和8年5名の先達によって不昧流大円会(当初雲州大円会であったが、昭和63年不昧流大円会に名称変更)として統一されました。2023年には創立90周年を迎えます。
 
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